詩人:与末居 | [投票][編集] |
もう少し もう少し
だから止めないでくれ
あの人が与えてくれた 平穏な心
あの人を奪われたことによって吹き出した 激しい憎しみ
その間で 揺れる 迷う 惑う
すまない
けれど もう
止まらないんだ
だめなんだ まだだめなんだ
これで全部が終わる 全部てケリがつく
そうなればもう あとは かまわない
どうでもいいと
けど 違ったんだ
あとからあとから 心の深い場所からふき出して来るんだ
暗黒の言葉が 胸の中で弾けるほどに
まだなんだ って
わかってるんだ
やつあたりだってことは
いいがかりだってことは
頭ではわかってるんだ
けど 心が納得しようとしてくれないんだ
この気持ちをおさえろ って言うのは君にとっては簡単だろうけど
もし自分の連れに 同じ事をされたら
憎しみを捨てろ と言われて 捨てられないだろう
わかった と口では言いながらもやめられないだろう