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与末居の部屋


[330] 悲しき幸せ
詩人:与末居 [投票][編集]

すっと 伸ばされた
君の手を振り払った
必要なくなったから

すっと 伸ばされた
君の手を振り払って
背中向け歩き出す僕

僕を嫌いになりなよ
僕を馬鹿だと罵れよ

顔向けは出来ないな
資格なんざないしな

だから嫌いになれよ

僕は僕であり続ける
君は君であり続ける

2006/10/23 (Mon)

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