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紅夕陽の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 蜃気楼
詩人:紅夕陽 [投票][編集]

あの日の、君の笑顔。
あの日の、君の声。
あの日の、君の体温。

そして・・・あの日の、声にならない君の悲鳴。

全て、消えようとしている。

もしかしたら・・・最初から「無かった」のかもしれない。

それでも、この身体に刻み付けた。
君が確かに君として存在していた事。

それはずっと・・・私の中で生き続ける。

お願いだから、連れて行かないで。

2006/08/26 (Sat)

[2] 「最後の逢瀬」
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あの瞬間を切り取って

冷凍保存しておけばよかった。

君が君でいられた最後の瞬間。

もう、二度と見る事の出来ない君の姿・・・。

何もかもが、壊れてしまった。

2006/08/27 (Sun)

[3] 地上の太陽
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大きな身体のそれよりも。

もっと、もっと大きな可能性。

眩しいくらい、
強く強く輝いて。

小さな欠片も。
大きな原石も。

その手で大切に拾い集めて。

地上の太陽の如く光り輝くそのときを。

信じて、そっと待っています。

2010/07/26 (Mon)

[4] 晴空の虹
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晴れ空に虹を架け。

帰るべき場所に戻ったときに。

七色に光る原石は。

また一段と輝きを増すだろう。

2010/07/27 (Tue)

[5] 農村の廃屋
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見渡す限り、緑一面の畑地帯に。
忘れられたように佇む一軒の廃屋。

窓も扉も閉ざされて。
もうどれくらいになるだろう。

たくさんの想いを、大切に大切に抱え込み。
やがて土に還るその日まで。

どうか、安らかに。

2010/07/27 (Tue)

[6] 境界線
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もう会えない。

空はこんなにも近いのに。

手を伸ばせば届きそうなのに。

いつか、砂に還るその日まで。

越えることのできない境界線。

2010/07/27 (Tue)

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