この雨のように、静かに薄暗いこの気持ちのなか傘もささず歩いています雨粒が肌を伝って流れ落ちて、まばたきを何度も繰り返し視界を良くしようとしても結局ムダでほど良いアスファルトの匂いと先の見えないこの道がこの気持ちをよりかき立てます。必要な時にすら泣く事も出来ない僕に代わって雨は降り続けます。頬を伝う雨が今の僕の気持ち
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