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黒神仁の部屋  〜 投稿順表示 〜


[11] 求めるモノ
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そんなに愛が欲しいの?

僕が抱いてるこの思いをキミは嘘だと言う。

それでもキミは僕から愛を求める。

空っぽなボクにキミは求める。

ボクが渡せるのはキミで満たされた偽りだけ。

2006/03/03 (Fri)

[12] モノクロ
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モノクロの凍てついた街。

僕は此処で何を求める?

求めるは色か。翼か。

そして振り返れば終わりしかないのか。

絶望の先に見えたのは寒すぎた青空。

その時ボクの背にはーーー

2006/03/03 (Fri)

[13] 何処までも
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何処までも汚れましょう。

人を騙し、
人を殺め、

何処までも汚れましょう。

この世界が
この世界である限り

何処までも汚れましょう。

醜さが増すほど
美しさが増すのなら

何処までも汚れましょう。

この世界が

全てだとでも言うのなら、

2006/03/05 (Sun)

[14] 急くキミ
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どうしてキミはそんなに急く?

キミはまだ分かっていない。
まだ何も。

今キミが急くなら
これからキミが
これから知るコトに
どれだけの価値があると言うのだろうか。

キミは
キミだけは
ユメを捨てないで来て欲しいんだ。

ボク達は
ボクは
あまりにも
あまりにも急き過ぎたから。

2006/03/05 (Sun)

[15] 青き鳥の空虚
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青き鳥は気付けば飛んでいたんだ。

青き鳥は永き年月をかけ飛んでいた。

青き鳥は遂にこの空の終わりに着いた。
前にはもはや何もない。

この先にはまだ先があるのだろうか。

それともこの体がもう使えなくなっただけなのか。

その目には何も映らない。

ただ空虚だけが。

そしてやがて青き鳥は、

2006/03/05 (Sun)

[16] あてなき歩み
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今ボクは何処に向かっているのか。

今自分が何処に居るのかさえ分からない。

ただ歩み続けていた。

それだけが唯一。

あては無く、帰りも無く、

夢中になって。

ボクは何処に帰りたいんだ?

2006/03/05 (Sun)

[17] 鏡に映ったもの
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鏡をふと覗く。

輝いた自分を映す。
今の自分とはあまりに正反対で。

思わず笑ってしまいます。

輝いた自分は泣く。

その場を去った後考える。

今のは理想を映したのか。

それとも、

過去の自分か未来の自分を映したのかと。

ある日の
ちょっとだけ不思議な体験。

2006/03/05 (Sun)

[18] 宴を最後の。
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目一杯歌わせてくれ。
目一杯泣かせてくれ。
誰か付き合ってくれ。

この最後になるかも知れない宴に。

キミみたいな機械ではなく機械みたいなキミに。

僕が僕で在るために。

目一杯歌わせてくれ!
目一杯泣かせてくれ!
誰か付き合ってくれ!

早く速く。

2006/03/06 (Mon)

[19] テレビが映すもの
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テレビは何処までホントで何処までウソなの?

あまりにも都合よく作られた情報。

ねえ、ニュースとドラマの何処が違うの?

もしかしたら日本はもう腐ってしまったのか。

これが
これが

人類の生物の進化の求めているものか。
私は叫びたい。

この歓びを!
この哀しみを!

ただ叫びたい。

乾ききる前に早く!

2006/03/06 (Mon)

[20] 雨が作り、変え、消す
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雨が降る。

雨が作った水たまり。

水たまりはとめどなく形を変え続ける。

雨が止む。

水たまりは光を映す。

雨がまた降る。

水たまりはまた形を変える。

雨が去る。

水たまりは淀み、光を映さない。

そして消える。



まるでなかったように。

2006/03/06 (Mon)
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