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黒神仁の部屋


[31] 死体と日常
詩人:黒神仁 [投票][編集]

今朝、鉄の箱にひかれた死体を見た。

死体は赤を肉を散らしていた。

その肉はあまりに美しく惹かれた。

それは
死体の築き上げた美が崩れたからか。
それは
未知への混乱が招いた錯覚か。
それは
狂気の領域に踏み入れたからか。

黄昏どきにその場所に赤も肉も無く、日常がただ。


誰も死を直視しようとしない。

2006/03/15 (Wed)

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