ホーム > 詩人の部屋 > 梅宮の部屋 > 帰路のセーラー

梅宮の部屋


[15] 帰路のセーラー
詩人:梅宮 [投票][編集]

雨止まず
濡れそぼる肩に
感覚はなく
制服重く
足は冷たい

丸めた背に
鞄の重く被さりて
かじかむ指に
傘の骨の食い込みて
家路辿る
鈍色の今日

2020/01/21 (Tue)

前頁] [梅宮の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -