赤い龍の背に陽が昇る鱗に弾かれ遍くを照らす頃君は細く呼吸を始める紺を纏った静寂から 黄金の朝へ 光を見出す折々の草花が時を揃えて目覚め木々は風に笑う龍は西の空を悠々と渡り後には一条の白い帯ここは頂遥か眼下には万の眠りそれもやがて 赤光に照らされ起きるだろう赤い龍の笑う頃には きっと 僕の病も癒えるだろう
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