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梅宮 蛍の部屋


[32] 老いを美しく思う
詩人:梅宮 蛍 [投票][得票][編集]

虫の音と風が部屋に滑り入る
ベッドに横になったまま見上げた窓の向こう
下弦の月が逆しまに居る
今日も何もなかった
明日もきっと何もない
満ちず欠けず 歳だけが過ぎる
そんな日々もそう悪くはない

風は幾分涼しくなった

2022/09/04 (Sun)

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