柚之葉の部屋
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[16] 儚 時
この時が
止まればよいと
願えれど
彼は去りゆく
時間と共に
2006/08/18 (Fri)
[15] 想
泣くごとに
外の夕闇
濃くなれど
彼への想い
薄くなりじと
2006/08/18 (Fri)
[14] 水 中 花
哀れ、夢
涙で濡れた頬にさえ
貴方は
見向きもなさらじか
2006/08/18 (Fri)
[13] 残 像
夏に見た
彼の面影
今は無く
花火の残り香
命の儚さ 物語り
2006/08/18 (Fri)
[12] 理 想 之 落 差
夢で逢う
貴方の瞳は
己(おの)が向き
現世(うつせ)の貴方は
違(たが)いの姫へ
2006/08/18 (Fri)
[11] 天 星
空 見上げ
瞬く星々
いと遠く
貴方と私の心のようで…
2006/08/18 (Fri)
[10] 悪 戯
蛹(さなぎ)から
蝶へと成りて
空へ舞い
されど
蛛蜘の糸にかかりしのちは
神の悪戯
命の儚き
2006/08/16 (Wed)
[9] 太 陽 之 欠 片
朝露が
蛛蜘の網に
捕われて
細かくなりし
太陽の粒
2006/08/16 (Wed)
[8] 夢 之 後
夢から覚め
寝返り打つは
逆さへと
そこに在りしは
貴方の寝顔
2006/08/16 (Wed)
[7] 海 沫
二人眺めた
あの海は
今も不変であるけれど
変わりしことは
我が隣には
影なきことぞ
2006/08/16 (Wed)
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詩人の部屋 -