詩人:月詠 | [投票][編集] |
失いたくないものから
確実に正確に失ってゆく
花が散って空に舞うのが
当然のように
その命は消えていった
時が偽りを宿して
真実に辿り着くのは
余りにも遠過ぎる
未来の果て
その時私は笑ってるのかな?
止めを刺して
楽にさせて
私は貴方を愛せない
愛する資格なんて無い
だからいっそ貴方が殺って
どうか聞いて
楽にはなれないと
貴方がそう言ったのよ
横を向いて苦笑いしていた
その日を覚えていて
凍えてしまったなら
手<こころ>を紡ぎ祈り温めて
雪が舞うのはその先の運命を
知っているから
あぁ…私は次は何を失うの
強く愛して
泣いて殺して
貴方は私を愛せない
奪い合う事でしか
何も解決出来ないのだから
それならばいっそ
楽には成らないと
一生懸命強く誓って
無数の死体が転がった地獄で
私は眺めてるから
止めを刺して
楽にさせて
私は貴方を愛せない
愛する資格なんて無い
だからいっそ貴方が殺って
貴方が私を殺めて
そして貴方も死んで下さい。