詩人:月詠 | [投票][編集] |
行き場を無くした泪が
作られた裂け目から流れてた
偽りのこの世は汚いと
作り出された笑顔で笑う
私を独り此処に遺して…
真紅の泪がポタリポトリと
水滴のように地面に堕ちて
私の躯は弱っていった
苦しいと叫べず
会いたいとすら言えずに
狂いそうになる
私を許して
裏切り者よ 貴方に罰を
そして罪の重さを知りなさい
貴方がした事は 私の中で
死刑に匹敵する事なのよ
私は貴方を許しはしない…
凍えた両手から堕ちたのは
硝子のような淡い雪
私の心はそれを見て
寂しいと呟いた侭
泪に震えてた
この悲しい真実を
受け止め切れずに
お願い神様 私を消して
凍えた両手から堕ちたのは
硝子のような淡い雪
私の泪はそれに応えて
大丈夫だと言った侭
暗い地に堕ちた
立春に降る
暖かい雨を連れて