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月詠の部屋


[9] その後
詩人:月詠 [投票][編集]


貴方の優しい手は
何の為にあるのだろうか

貴方の優しい声は
私の為に在るのでしょう?

貴方の背に向かう刃は幼く
砕け散る未来と共に
この手は血塗れに為ったわ

爪に入り込んだ
貴方の肉片を眺めて
これで永遠に一緒だと
女は笑ったんだ。
貴方が苦しそうにしてるのに
笑っていたんだ。

貴方を見ながら。

2009/02/11 (Wed)

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