詩人:レモン汁 | [投票][得票][編集] |
海に流れる小さな俺と
海を余すことなく
動かす貴女
住む世界がちがうとか、
そんな下らない事言わせるものか!
もとは同じ、
深いところから
生まれてきたのに
わかってるんだ
彼女には
どうやったって
敵わないこと
貴女の海に抱かれて
苦しくて…
愛しくて…
でも気付かない
気付いてもつれない
こんなにも
跳ねているのに!
ああ
貴女の海にほだされて
どうにかなって
しまいそう
船の甲板に立つ貴女は
いつも海を 見つめてる
海のどんな野郎でも
彼女の海は泳げない
溺れてしまう 俺は…
彼女の海で
生きる海老
女神に恋した海老は、
どうして女神に恋をした?
女神みたいな彼女に
住む世界がちがうとか、
そんなくだらない事
認めない!
敵わなくても、叶えたい
どうして彼女に恋をした?