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さららの部屋


[141] 秒速は遅れもせずに
詩人:さらら [投票][編集]

 


どの季節かは判らない


夢のなかの出来事だったから


その出来事は


広い狭い普通の公園のベンチで


チョコナッツを


あなたと食べていた


ごく当たり前


当然のように


夢だとは知らないまま


起きたら夢だった



夢は ゆめ だと報せたように


現実は

現実を報せるのだろう



何をどれを食べ続けるか


何をどちらを選択するかで


全く違う道 時間を歩むこの世界で


ゆめの夢の続きを うたうには


時間という存在は


あまりに その秒速は安定したまま


遅れもしない速度で


地球の日付 変えて征く














2012/01/21 (Sat)

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