精霊となった恋聖霊となった愛水辺の氷融けて蓮の華食べる獣たち在る春先の闇の夜解脱希み吐いたリカちゃん人形の衣破かれ消えた彼の詩の一頁本物だという玩具の指輪使わ名ない空白の免許証口封じされた改ざん書類のコピー記憶中のタマシイの殺人鬼の藁人形花束の残骸悲しみ憎しみだらけの塊となった老廃物文学識った獣たちの精霊となった恋聖霊となった愛の哀しみに春先の淡雪降り積もる薄衣の雪山溶ける頃文学うたうその旅衣肩花びら乗せて
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