詩人:さらら | [投票][得票][編集] |
化学反応のよな詩を綴るなと
忠告受け
雀の鳴き声 消えた
二日酔いと似た朝
文学
詩吟のよに余韻
響いて
眩しく光合成のよに
葉たち詩わせた
紅いマフラーのあの娘の
桜色した
夏へ向かう衿先に
文学乗せたペン剣の
若い文士の
鋭い文章力と比例しない不器用な
性分と
念つよく はかなく
たくましき 春の少女のよな
母となる人の詩に
夏に向かう葉たちの詩
ワルツのような詩吟
その光合成のよな淡濃のメロディー
風 予感のよに
さわさわと
買い物袋に好きなワイン提げて
ふっくらとした微と前髪だった彼女やつれ
生活に疲れた手で
失った愛情の淵
闇なか
柔らか切なき詩吟
綴り出す