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さららの部屋


[196] 海亀
詩人:さらら [投票][得票][編集]

 



おじいちゃんはフィリピンの島で戦病死した




その話しを聞く度その纏わる話しを聴く度背の丈と比例し



その島をイメージしていた


海亀よく泳いでいる島



そこへ時折 想い馳せた詩を乗せていた


そうすると一度も逢ったことは無い


おじいちゃんを想い出すことが出来た



想い出す必要が私の中に在ったのだと想う



青い海 海亀泳ぐ


その背に彼を乗せて


連れて還って


連れて来て



かなり時を隔てながら
時折こう願うと


こころ穏やかとなる事
少なく無かった




青い海 海亀 泳ぐ
















2012/02/01 (Wed)

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