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さららの部屋


[406] のっぺら坊の対話
詩人:さらら [投票][編集]

 

この世界は未熟
安全可能なことさえ無視して

金儲け主義に利用されたまま
危険推進主義に利用されたまま


僕たちは大人たちの
おさらい

食卓の前 子供だった頃

子供の話しなど聞かず

政治経済の話しばかり

時にそんな子供の心は


のっぺら坊で

自身の人格知らぬ判らぬまま
見知らぬ場所で多重人格のよな
副人格の数で対話する



君が誰かに愛しいと伝えた後

相手はバングラデシュに
行くチケット話しか
または はぐらかす

それは はぐらかしたというより

子供だった頃
大人から受けた態度をおさらいしている


僕の人格は、のっぺら坊だから
仮面が沢山あり

仮面たちの会話は相手に返答する際ちぐはぐです

のっぺら坊を隠すための
仮面の数です


在る夜の 突風
あらゆる仮面を飛ばす

無表情な子供がただそこに居る
問いかけても返事を返せない

ただ めの前の花を摘み

あなたに渡す

あなたは嫌になり花を蹴散らす


蹴散らした花を

のっぺら無表情は集めて 水さした

小さな花瓶に生けさす

そして生けた花を眺める


向こう側画面で世界や過去の戦争ニュース流れている


当時 子供だった者たちの中には
精神外傷を治せぬまま

高度経済成長期

職を得て 働きづくめ

アルコール依存中

精神外傷が顕れて

我が子、妻に毎晩、症状のよな病的な悪態

まともな対話会話は無い

そのためゲーム依存症となった子供たちを叱るアルコール依存症の姿

対話は会話はそこに存在したか 叱るだけ


ネットには仮面がたくさん割れ落ちている

のっぺら坊を隠すためのよな沢山の仮面

2012/04/20 (Fri)

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