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retの部屋


[3] 何人もの私
詩人:ret [投票][編集]

わたしの前に 背中を向けた 未来のわたし
顔を上げて 歩いて 止まらないでと
訴えかけながら 進もうとしている

わたしの後ろに わたしの背中を見つめる 過去のわたし
休もうよ もう良いじゃない 逃げようって
今の私の足を引っ張ろうとする

横を向けば
こっちからだよと
幾重にも枝分かれした道を指す 人と接する時のわたし

反対を向けば
こっちの道から行こうよと 
緩やかな道を指す 一人の時のわたし

わたしの背中を見つめる 過去のわたしの言う事は
聞かない・・・

2004/02/07 (Sat)

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