| 詩人:やぎひと | [投票][編集] | 
痛み比べを
した時に
私の方が勝ちました
やさしさくらべを
     したときは
私はいつも
     ビリでした
   勝っては 
   負けて
   負けては
   勝って
   勝っても
   負けて…
きそうことには
     いみがある      
くらべることには
    いみがある?
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雨の日には
傘が咲く
あかいろ、きいろ
れいんぼう
冬の日には
ゆきが咲く
はないちめんの、ゆきのしろ 
はれのひには
なにがさく?
人の
笑顔が
花のよう
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くるくるくるくる
繰り返し
舞台の上には
王女さま
くるくるくるくる
おどるおどる
王子と踊る
“せりふを
わすれた
おうじさま”
“のろいを
しらない
おうじょさま”
くるり
くるくる
まわるまわる
なんども
はなしの
やりなおし
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蒼い鳥
青いとり
しあわせのとり
…ただひとり
“とどけたいのに”
受けとって
もらえない
“ここにあるのに”
……まとはずれ
どうして
みんな
“見えないの?”
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些か
頭が痛むのです
なかなか
どうにも
成らなくて…
惜しくも
奇しくも
悲しいような…
たまゆら
静かに思うのです
悲願は既に
行方が知れず
それでも
私は
伸ばすでしょう
  
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叫んでいるからと
咽ぶ中に
傷だらけの兵士がやってきた
小雨模様が見える
逆ささまな情報
僕自身を映した
清泉
誰かも過去に
優しい最中で
ここまで来たのか
何故
とは聞かない
どうかまた
高らかに
叫んでくれ