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如月。の部屋  〜 投稿順表示 〜


[195] お天気屋さん
詩人:如月。 [投票][編集]

 

他者の意を駄作だと
駄作が伝える空模様は

お天気屋さん













2012/10/14 (Sun)

[196] 境界線
詩人:如月。 [投票][編集]

 

境界線で詩うなら
自らの境界線で
うたっていると知るがいい

超えたら単なるボダ餅

天気図が必要な
手の平から降らす者




2012/10/14 (Sun)

[197] 偏屈と無用心
詩人:如月。 [投票][編集]

 

詩と偏屈の違いを知らぬまま

偏屈を詩だと伝えられても

相手の偏屈さから逃れるための

傘は用意してなかったから

無用心だと気付くのみ



2012/10/14 (Sun)

[198] 投影性同一詩
詩人:如月。 [投票][編集]

 

投影性同一詩を詠むと
感染するんだなと気付く













2012/10/14 (Sun)

[199] 傍らで
詩人:如月。 [投票][編集]

 


人魚の尾を見たよ
嵐の晩
錯覚


永遠たる花畑には
ドクロの羅列


だからラブソングは
うたえない

ただ
季節毎

流れて来る


生めなくなった者の
傍らも







2012/10/14 (Sun)

[200] 無理強い
詩人:如月。 [投票][編集]

 

なんとか前向きにと
記しても

その前向きが
嘘っぽいと

顕れてしまう

無理強い
無理矢理

前向きとさせ

なんとか はい上がろうとしても

嘘は脆いもの

なんとなく
脆い嘘だと
無意識は気づき

脆いがゆえ
堅めようと
また脆さで
堅めていくうち

脆い壁のよな
前向きさが

牛乳ごくごく
過剰に毎日
呑めば
健康だというような前向きさで

胃を心身を壊す

それは消化酵素を
大量に使い

無理強いさせた
体気調のよに




2012/10/14 (Sun)

[201] 地球の風 コスモス咲かせ
詩人:如月。 [投票][編集]

 

詩のなか活性酸素
生じ排出させ

酸素を心身にと

そんな風な詩まで載せてしまいました


地球の風

コスモス咲かせる季節に


2012/10/14 (Sun)

[202] 文学の湯気
詩人:如月。 [投票][編集]

 

清濁を薄い膜のよな時の間でろ過するよな


ことこと
文化 文学の気
放つ湯気

そんな時の間求め



2012/10/15 (Mon)

[203] セピア色にもならないまま
詩人:如月。 [投票][編集]

 

僕はもう居ないんだよ

そんな姿で


僕はもうこの季節には
居ない

けど

新たな時を 旅してるよ



セピア色にもならないまま

鮮やかな

十年前の詩たち

うたっていた





2012/10/15 (Mon)

[204] 修復
詩人:如月。 [投票][編集]

 

しあわせに幸せに
幸福には なりたくないのですか

なぜ自らを傷つけるのです

あなたを傷つけた相手は

餌のみを欲しがって

愛と錯覚した


だから それは傷です


傷は修復が必要で


その傷にまた傷をつけ


傷口開き

修復する過程

また傷つける


傷つけた相手は

あらゆる人魚の心身を食いつぶし肥大化し

その骨

渇いた砂漠に

その残骸


黒色の白衣着た女が


捜索し 獣を捕らえに征くも

我を失った
あなたは
自ら餌になろうと

また獣の前
人魚の尾を

砂漠付近で 飛沫かせて


未来から
声 聴こえて来る


やめて やめて やめて
やめて


だから やめろ



ブロイラーの餌となるな



修復させよ

その傷という傷を


その麻の薬のよな時に背を向け走り去れ


修復の時を






2012/10/15 (Mon)
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