詩人:如月。 | [投票][編集] |
なんとか前向きにと
記しても
その前向きが
嘘っぽいと
顕れてしまう
無理強い
無理矢理
前向きとさせ
なんとか はい上がろうとしても
嘘は脆いもの
なんとなく
脆い嘘だと
無意識は気づき
脆いがゆえ
堅めようと
また脆さで
堅めていくうち
脆い壁のよな
前向きさが
牛乳ごくごく
過剰に毎日
呑めば
健康だというような前向きさで
胃を心身を壊す
それは消化酵素を
大量に使い
無理強いさせた
体気調のよに
詩人:如月。 | [投票][編集] |
僕はもう居ないんだよ
そんな姿で
僕はもうこの季節には
居ない
けど
新たな時を 旅してるよ
セピア色にもならないまま
鮮やかな
十年前の詩たち
うたっていた
詩人:如月。 | [投票][編集] |
しあわせに幸せに
幸福には なりたくないのですか
なぜ自らを傷つけるのです
あなたを傷つけた相手は
餌のみを欲しがって
愛と錯覚した
だから それは傷です
傷は修復が必要で
その傷にまた傷をつけ
傷口開き
修復する過程
また傷つける
傷つけた相手は
あらゆる人魚の心身を食いつぶし肥大化し
その骨
渇いた砂漠に
その残骸
黒色の白衣着た女が
捜索し 獣を捕らえに征くも
我を失った
あなたは
自ら餌になろうと
また獣の前
人魚の尾を
砂漠付近で 飛沫かせて
未来から
声 聴こえて来る
やめて やめて やめて
やめて
だから やめろ
ブロイラーの餌となるな
修復させよ
その傷という傷を
その麻の薬のよな時に背を向け走り去れ
修復の時を