詩人:如月。 | [投票][編集] |
血を詩で満たし流すという作業に明け暮れた人の
背 指の骨格
時の狭間
その光合成
僕はあの頃まだ
子供で知らぬまま
なぜ そんな風に
生きたいのか
毒薬の瓶
光合成の森の海底で
揺らめきながら
光るよな
詩の羅列に
怖さ感じながら
詠めば
いつしか判ってしまうのさ
誰しもが体験する
そのかなしみ
幸福というものの存在は
時に残酷で
苦を浮き彫りに
光合成の森の海で
詩ううち
君は遠くなる
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地球を歩くうち
疲れたと
愉しそうに
つぶやく旅の人
地球で暮らすうち
疲れたと
楽しそうに
雨に打たれながら
文字に変えてく
あの頃の呼吸は
酸欠でもなく
ただ
心のなかの活性酸素を排
有酸素運動のよな
文字運動の果ての
未の来に
奥深さも何も無いよな
忘却かと
戸惑いさえ湧かぬ
戸惑いのような
時の雨 その葉音の
心地好さに
ただ時間費やした
未の来など
存在しない
気づいた時は
過去となり
結局 在と ちゃんと
向き合わなかった
未の来だらけが
過去ログと変わる
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万葉の星
さざ波のよに
浮かぶシナリオ
別エナジー
万葉の星波に
飛んで行方不明
羽衣だけ
事実物語る
でも 還って来れば
ただの地球人の詩しか
巡らない
その哀しみ
幸せの胎動のなか
何か別の物語
変わり行く
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道に彩り落ちて
何事も無かったように
ただの素敵な季節
ただの普通の一日を
過ごしたく
僕たちの地球に
彩りから
白い季節と
移り変わる
記していなければ
今日のニュースに
掻き消されてしまう
blogに載せられていくような
普通の一日
秋のラストスパーク
これから深きカラフル
次の季節とバトンする
そんな風に
在という時間もバトン
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そのペン先は鋭くて
ちょっと
どきどきしながら詠んだ
若葉 打つ文学的な
ざっくばらんな雨音
そしてその葉
深まり落ちて
いつしか
雪原の吹雪に
消えたよな筆跡
いつしか春となれば
新たな時歩むよに
変わるのでしょう
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その引き出しは
もう無いんだね
なんとなく
そう唱えた
秋の夜空の下
副作用の幼さ
魔法の引き出し
唄い出すような日々
別の引き出したちの
鍵という
かぎ
あの時の野原
丘
雪原に落として
青空 夜空 きらきら
思い出
想い出となり
引き出しは不思議だった
整理整頓しろよと
世間が言っても
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事実は小説より
奇などいらない
だけど現実は小説より奇なりとなってしまっている
普通の幸せ 得られない域
だから僕は
自分が選択した
大切な世界を
研くための
こころの旅を望んでいる
その分野に
五感必要なら
五感目覚めさせる
時間をより取り入れよう
そう願ううち
誰かが
愛しい人を想う うた
その
うたの向こう側
ふるくなっていく
ふるい傷
覚せいし
そのうたのページ
スイッチ 一時 停止したよに
閉じて
その人の辛さ伝わる
そして自分は辛さのあまり
長い間
麻痺させてしまっていることを
向こう岸の僕は
戦争や戦争と類似した
人の幸福を乱し奪う物事に
怒り続けている
事実は小説より奇なりなどいらない
黄色い 彼岸花のよな
柔らかな色彩揺れて
普通の生をと
こちらの岸で
家庭を得られない身となった者の
歩みを探す
探すよに画く
それは鳴らし
うたうよに詩うよに