詩人:如月。 | [投票][編集] |
秋の川辺
季節 写し映つし流す
あの頃の天香山
季節 巡り変え
天香山の若葉から
流れ来た小川に
薫り写る風景
あどけなき若葉たち
そよいでいたよ
そよぎ過ぎて
激しい夏雨
涙 消し隠したのだろう
秋の薫 映し写す
君の天香山から
時の丘の上
遠く離れた 海さえよく見えなくなった
そこさえ 想い出の天香山だった
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みつばちムサシは
蜜を探していた
文化的なハチミツを
娘さんはハチミツを
小瓶に詰めていた
みつばちムサシは
詩のハチミツ 吸っていた
吸い過ぎた
春の夜に 点滴した
秋にまた
文化的なハチミツを探す
散歩道
いつもと同じ空だな
でも毎日 始めての空で
全く同じ時の空は
無いのだった
同じ色
高さ 広がりの空は
いつも始めての空
僕を見つけた
君を見つけた
そして 誰かなんて
はっきりわかってないのか
いまだ
ハチミツを上手に
吸えたらな
小瓶に詰めて
寒い冬空の下は
温かい 飲み物にして
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12年前のその3年後
僕は2回目の輸血を受けていた
ラジオから流れて来た
それから二年後
またラジオから流れて来た
そして二年後
ネットで流れた
幾つも
そして文学女子も
ネットで無邪気に
話していた数名
詩 いつか星となり
今度は麻酔の針の後
周波数 合わせると
流れ届いて 来た
まるで 未来に 着たように
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見えない宇宙に雨は降る
その慈雨をうたうよに
見えない部屋に
傘さして綴るよに
あの遠くなった旅の空の半分は
空想
傍ら存在した
落ちて壊れた
青いトラベル時計のために
詩ってあげた
空想の旅の空
連れて行って あげられなかった からね
また、傘閉じて
詩ってあげよう
タイムカプセルから取り出して
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シェルブールの雨傘とならないように
必死だった
カラフルなんだ
物語の事実 隠すよに
ラストは美しXmas雪景色の
ガソリンスタンド
それで フランス映画のほとんど
きれいなんだけど
哀しく終わるから
シャーロット ゲンズブールみたいな
弱い彼氏を
護ってやるような
映画を好んだんだ
何処もかしこも それで いいと
間違うと 軟体にさせてしまうと
そう感じたら
部屋を出てみたり
だけど今年の冬出たのは
リアルの知人と似た名と
リアルでのこと
話したりする
感情に耐えられなかった
シェルブールの雨傘の
カラフルな中
黒い傘は通過する
それが苦痛の原因で
心の傷みを緩和したくて
うたい始めて
違う展開
月を 女はあまり 見ては いけないんだよ
そう別の女の人 伝えてから
違う物語 現れたよに
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誰が決めたんだ
占い師か
そこから別展開
女の人から 解放されなくなった
開放かな
だから なんだってんだ
お月見の 季節に
開放してやるさ
その方法は判らないけれど
それが嘘になったとしても
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私は難病を発症して
もうすぐ三十年近くなります
統合失調をよく把握していませんが
天才病だという一面があり
過去の文学受賞者
功績を遺した科学研究者
異才、鬼才な芸術家にも
統合失調症の人たちは
多かったそうです
でも病は発症時、きつい事
多く辛くなる人も少なくありません
油断すれば 私は
殆ど立ち上がれ無く
なる事も在るのかもしれない
今は ご飯が作れても
体調わるい時は 休息し
他 疾患、障害を持つ方も
元気な時は 何か創りましょう
あなたしか
伝えられない
何かを
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彼女は
敵を 愛することは無い
敵で在る あなたを愛して
その上で 敵と戦うで無く
説得し合う
ベルリンの壁の上で
敵を愛しはしない
敵である
あなたを 愛しいと
ベルリンの壁の上
崩壊の革命
人々が 幸せになるための
崩壊の革命
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月にカフェ 在ったら
どんな感じなんだろね
始めは自販機でいい
薫り高い
月に行けば
逢える人たち
そんな未来も在るのかな
地球 眺めながら
月のカフェで
君の意味不明な話を
聴いていたいな
月にカフェを創りに出かけようか
画けるだろう
何枚か 紙を用意して
月にカフェを
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ちょっとだけ
エイリアンになったみたいに
花を咲かせて下さい
不思議な夜に
変えて下さい
時の一瞬を
青い星の住人だから
かなしくないように
決めてください