詩人:如月。 | [投票][編集] |
その引き出しは
もう無いんだね
なんとなく
そう唱えた
秋の夜空の下
副作用の幼さ
魔法の引き出し
唄い出すような日々
別の引き出したちの
鍵という
かぎ
あの時の野原
丘
雪原に落として
青空 夜空 きらきら
思い出
想い出となり
引き出しは不思議だった
整理整頓しろよと
世間が言っても
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そのペン先は鋭くて
ちょっと
どきどきしながら詠んだ
若葉 打つ文学的な
ざっくばらんな雨音
そしてその葉
深まり落ちて
いつしか
雪原の吹雪に
消えたよな筆跡
いつしか春となれば
新たな時歩むよに
変わるのでしょう
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道に彩り落ちて
何事も無かったように
ただの素敵な季節
ただの普通の一日を
過ごしたく
僕たちの地球に
彩りから
白い季節と
移り変わる
記していなければ
今日のニュースに
掻き消されてしまう
blogに載せられていくような
普通の一日
秋のラストスパーク
これから深きカラフル
次の季節とバトンする
そんな風に
在という時間もバトン
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万葉の星
さざ波のよに
浮かぶシナリオ
別エナジー
万葉の星波に
飛んで行方不明
羽衣だけ
事実物語る
でも 還って来れば
ただの地球人の詩しか
巡らない
その哀しみ
幸せの胎動のなか
何か別の物語
変わり行く
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地球を歩くうち
疲れたと
愉しそうに
つぶやく旅の人
地球で暮らすうち
疲れたと
楽しそうに
雨に打たれながら
文字に変えてく
あの頃の呼吸は
酸欠でもなく
ただ
心のなかの活性酸素を排
有酸素運動のよな
文字運動の果ての
未の来に
奥深さも何も無いよな
忘却かと
戸惑いさえ湧かぬ
戸惑いのような
時の雨 その葉音の
心地好さに
ただ時間費やした
未の来など
存在しない
気づいた時は
過去となり
結局 在と ちゃんと
向き合わなかった
未の来だらけが
過去ログと変わる
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血を詩で満たし流すという作業に明け暮れた人の
背 指の骨格
時の狭間
その光合成
僕はあの頃まだ
子供で知らぬまま
なぜ そんな風に
生きたいのか
毒薬の瓶
光合成の森の海底で
揺らめきながら
光るよな
詩の羅列に
怖さ感じながら
詠めば
いつしか判ってしまうのさ
誰しもが体験する
そのかなしみ
幸福というものの存在は
時に残酷で
苦を浮き彫りに
光合成の森の海で
詩ううち
君は遠くなる
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秋雨 降った後
急激に冷え込む時
在り
そして景
彩り深めて行くのだろう
そして冬
春 初夏
秋と巡る度
また何か変わって行く
その人を取り巻く
環境 状況と
生い茂った若葉の
光合成から
聴いたよな詩
季節の雨音
かさなって
あの冬はとてつもなく綺麗だった
何も 無かった
無くしたかもしれないのに
秋雨の音
寒さつれて来る
僕は無くしたから
迷うことも無いのかもしれない
僕が築き損なった世界へ
深入りさせて下さい
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治癒を望む世界
エリアと
治癒を拒む世界
エリア
治癒あれば得が
入らないため
相手の治癒を拒む
苦しんでいる相手の治癒を拒むという
ほら誰かの
心 意識か無意識の片隅に潜んでは顕れ
迷路のような森は
隠れ過ぎてよく視えないから