詩人:如月。 | [投票][編集] |
数ではない世界は在る
数さえあれば
いいと見てしまうような
割れた茶碗
割れたカップだらけの
食卓にそればかり数なして
並び
友人家族親戚たくさん居るよと言う人に
ただ皆 暴力虐待好きで
それ見てばかり受けてばかり
でも“沢山居るよと言う
痣だらの壊れた心で
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編み糸をなくした
針だけ在る
編み糸 探し見つけた
だけど針を無くした
編み糸も 針も手に入れた
しかし
編む手を強く傷めた
手は完治した
だけど
よく見えなくなった
そして なんとか
回復した
そして 根詰め編む事さえ
禁じられたような体調
回復したならと
目の前に 編み糸
何と何のカラー合わせたなら
希望のような色になるのかな
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闇の灯
温かく
涙のような雨音
あのこは
わずかなお金で
暖まる物を買った
あの人は
大量の金鳴る日々に
突入した後
ハーブに混ぜては
ならない物を
闇の灯
温かく
涙のような雨音
遠くなるばかりの
あの季節
みんなで
温まる話しを
かわして過ごして来た
遠くなるばかりの
あの巡り変わって行く季節の中
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地下室の水脈聴いた
寝起きの
喉の乾きと似た
夜明け
地球のゆりかごの音
風
薫り
よその地か
まるで知らぬ時間か
旅先の一頁の
シナリオのよに
何処へ
このたましい
エナジー置けば
導けばよいのか
停滞した無という
無つきまとう
そこで
ほくそ笑えたならいい
若者みたく
そこで反抗期の
娘のように
反逆心で
その無を蹴り壊せたなら
ブラックバードと
青い鳥と
水辺で水飲む
仕草感じたように
その先の物語など
誰かはシナリオにしては
電波に飛ばし
届けて
気づいた頃
気付く
長い悲しみさえ
症状
副作用だったのだと
地下室の水脈の音から
階段を登れば
まぶしい
どの季節も
かがやいて
ただ歩けた
狭い地下室より
よく歩けた
地下室出て
歩いて 気づいた
実際 歩かなければ
判明しなかった事
記憶喪失感
それも症状なのでしょう
いつまで
苦しみ与えるつもり
陰に隠れて症状コントロールするコントローラー
人の運をコントロールし
何が目的なのか
反逆心の子が
蹴り壊す負の扉
それが必要で
でなければ
コントローラーから
コントロールされたまま
負の扉に閉じ込められたまま白髪
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詩のなか深入りしてしまった人の感性に
浸り切った季節
灰色の時計
動かす
ことば仕草
呼吸は
空の雲 映える 時の間まで
移動し
その感性の散歩道
その時の間に
費やして
まるで詩の中に脈と
鼓動
巡らす 言葉のなかの酸素
意識
傾けた
それだけで
落ち着いた
例えスランプに陥っていても
絵だって
そうだ
その画放つ感性
工芸の仕草
その存在感
空気
例えスランプに陥っていたとしても
その感性のなか深入りしていく僕
私は
恐怖感と断絶できた
そして答え無き世界に
それは答えとなった