砂を石鹸とした文学の旅人は青空怖かったという泡だらけの波に人魚の尾の錯覚僕は あの季節こわかった携帯は砂まみれなのではないかと彼女はかなしみ強く誤魔化すために怖いと伝えた怖いとは強い悲しみのことでこんな詩は泡みたく消えてしまえばいい形変える 砂の水路みたく
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