詩人:如月。 | [投票][編集] |
小さな背丈の頃
25メートル以上泳ぐ練習をしていた
ほとんど毎日プールに通い真っ黒日焼け
途中 身体の調子
弱り始めた
25メートルから先の
練習を止めた
そして25メートルから
先泳げなくなったまま
どの分野も
そこまで
免許資格も
巡る季節 夢に挑んだことも
だから
夢 叶えた君
羨ましかった
赤ん坊
産んだ 母となった
若いママたちより
羨ましかった
そしてその努力とは
スイスの崖で
エーデルワイス
摘むよな姿さえ
見かけたというのに
エーデルワイスを
摘んだ君は
凛として
もう子供の
仕草ではなかった
それで僕はまた25メートル先ゆっくりと
泳ぐ練習をしている