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如月。の部屋


[262] PV式の詩 &..##
詩人:如月。 [投票][編集]

 


本棚のなかに答え捜しても

冷蔵庫のなか助け求めても

レンジ介しセーヌ河の世界感じとろうとしても無理で


パスタの茹で加減に満足感得ようとしても


君はいない


君はまるで異星人のように

フランス語のよな語感で返答してくれた

僕は翻訳機さえ

見つけること出来ず

独自の読解は

誤った箇所 少なくなかった


水辺の万葉の緑
せせらぎの
風の揺れ
その砂時計の音
繰り返し
惹かれながら

そこに孤独と
待ち人在らずの

季節 幾度も繰り返し


また乳母となって

独りの夜の鐘の音は

立ち食い蕎麦を

こたつに座り

すすっている孤独の音

もうすぐ

寒い季節の星たち

ささやかに かがやく

冷たい澄んだ空気の中


僕の心は何処に向かうか

僕さえ判らない


ただ
あのこの
心 あたたまる


表現性 求めて

絵の具屋さんに

エナジー 歩み出す

散歩するよに

旅の時計 手にして




2012/11/14 (Wed)

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