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如月。の部屋


[3] お月様 うたうよに
詩人:如月。 [投票][得票][編集]

 

お月様は あの遠くなるばかりの

あの季節


僕は地球からしばし意識離れて

月まで飛ばし

そこから地球を眺めていた

戦争繰り返した人間 住む
青い星


なんで あの人、被爆しなければならなかった


普通の花嫁さんとなって

お母さんとなって

なぜ一人の人間の人生を奪うのか


なぜ 年若くして
望まぬしてこの世を去らなくてはならなかったか


戦争 否定しない者

小さな島国で

その事実 無視して

国のための犠牲者みたく

云う問題回避


いわゆる 現実逃避という責任回避



青い星から
悲しい残酷さから
しばし離れるように


意識月まで 地球覧た


青い海さざ波の音
その記憶と重なる


地球から 月を覧る


この星の未来 どうなるのだろう


その時 私は 持病の流れから

子は生めないかもしれないと

想い始めていた


どんな生き方を


お月様 うたうよに


てらす
この手さえも





2012/05/24 (Thu)

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