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如月。の部屋


[326] 月の隣の星で旅をする
詩人:如月。 [投票][編集]

 


青い水のなか泳ぐ

DNAの記憶

まだ言葉なんて
知らない視界

そして辿り着いた


DNAのネットワーク
バトンした


人間という姿


彼は彼女に指輪を渡す


彼女は指輪を

墓に埋めた


彼女の金目当ての結婚だと判明したため


彼女は幸せな結婚
幸せな家庭を築き上げて行く人たちの姿
ただ眺め


身体の病から
気づくと数本の白髪

封じ込めた寂しさ感じ



現実に溺れ悲観しないよう


時々 億年前の
地球の水
泳ぐ 呼吸のように


遺伝子の記憶に
休らいで



悲しみ
喜び
様々

遺伝子のネットワーク
その旅の途で


青い星の景
その駅となり


月の隣の星で旅をする






2012/12/18 (Tue)

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