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如月。の部屋


[394] 赤い積み木
詩人:如月。 [投票][編集]


彼女は
僕の赤い積み木を
崩した後


自分の赤い積み木は
崩さないでねと
泣きながら
護っていた

しかし僕の赤い積み木は
彼女は彼女のインナーチャイルドの中
崩し隠したまま

それだけ返してと
伝えたら
この赤い積み木は
あなたの積み木では無いと言うから

彼女の赤い積み木を
カタ と崩した

彼女は錯乱して
泣いて
酷い奴だと

それで積み木にも
名を記しておかなくては
ならないのか

赤い積み木には
名で無く
天使と悪魔のサイン

そこは箱庭

早くそんなエリア
抜け出したい

2013/09/17 (Tue)

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