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如月。の部屋


[423] なりたくなくて
詩人:如月。 [投票][編集]





よく歌っていたんだ

その主人格 抑えつけて育ち

歌えなくなり

唄えば炎症

のっぺらぼうになりたくなくて

仮面は時の押し入れの中から

ガラガラと落ちて来る

彼女の押し入れからは

硝子の靴が
カボチャの馬車の玩具と
ガラガラと落ちている

断捨離しようよ

断捨離しているうち

大切な物

わかるだろうから

歌えなくなった僕

表れた

歌は 違う姿でも

出来るのでは

身から発さなくとも

彼女の硝子の靴みたいな

夢は

いつしか断捨離のなか

新たな未来のために


2013/09/24 (Tue)

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