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如月。の部屋


[442] ナゾなぞ
詩人:如月。 [投票][編集]



大きな翼で飛んでいたから

だから話せなかった

孤独感にも気付いて

でも大きな翼で飛んでいたから

見上げるしか

そのうち気付いた

大きな鳥の孤独


あの頃 みな魚として

小さなイルカみたいに泳いで

月を 幾度も見ては

いつのまにか

何羽か 空飛んでいて

見上げていた

孤独の詩 聴こえた

2013/10/02 (Wed)

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