詩人:久穏 | [投票][編集] |
愛なんて要らない 望まない
君に出会うまで
誓い続けていた
絡ませ合った 身体
熱を感じる 甘い吐息
触れるか 触れないか
そんな距離で 囁く愛の言葉
ほら 一瞬で君を魔法にかけてあげる
たった一時の欲望
この一瞬だけ
君は 僕だけのもの。
ほら 僕の手で 淫らに乱れて
誰でもない 僕の手で 昇らせて あげる
甘い接吻<口付け>を交わしたら
捕まえた
真紅の<紅い>瞳でまっすぐ君を見つめて 愛を囁く
君の唇のように紅い瞳で
真っ赤に染まっていく頬に
小さく口付る
囁く愛の言葉
『 Te quiero 』
このまま 君をさらって
鎖で縛りつけてしまいたい
愛するほどに 深まる欲望
君を支配したい。
愛すれば 愛するほど
痛いくらい 君を奪いたくなる
この腕の中に閉じ込めて
逃げられないように 鎖を―・・・
愛の言葉に 隠された
本当の意味に君は気づくだろうか
『 Te quiero 』
表向きは「愛している」
だけど
裏に隠された想いは「君が欲しい」
さぁ 君はこの想いに気付くかい?
抑えきれない 想い
制御できない 衝動
真紅の<紅い>瞳から滴る涙も紅いのだろうか―・・・