詩人:roki | [投票][編集] |
渡せない
渡すことができない
このチョコレート
友達と言うには親しすぎるキミ
でも恋人と言うには遠すぎるキミ
微妙な距離の私達
好きって言ったらウザいかな?
好きって言ったら重いかな?
義理だったらすんなり渡せるかもね
でもコレは義理じゃない
でもコレは本命ともちょっと違う
キミは私のチョコレートなんて
待っててはくれないよね?
今日は2月14日
女の子が想いを伝える唯一の日
そうやって言い聞かせて
勇気の一歩を踏み出したい
ダメ、できない
今の関係を壊せない
壊れるのが怖い
…
下校しちゃう前に
キミを見つけた
意を決して声をかける
キミの目に私が写る
心臓が飛び跳ねた
言いたいことが全然言えない
関係ない話ばっかり
だけど私もキミも
他愛のない話で笑える
今だけはこのままで…
近くて遠いキミ
いつかこの想い
きっと気付いて
お願いだよ?
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風の音で目が覚める
暖かい昼の屋上
錆び付いた手摺りに
ゆっくりもたれる
座ったまま寝てた僕は
ちょっぴり首が痛い
できたら午後の授業は
サボりたいなと思う
寝転んで空を見る
視界は白と青のマーブル
まだらな模様が少しお洒落
夏はもう終わりだね
片付けられない風鈴
きっと誰にも見つからない
寂しい僕みたいなアイツは
キレイな音も奏でられない
夏の風物詩 風鈴
ガラスの透明感は薄れ
吊した風受けは汚れ
今は見る影もないね
どうせならもう外してくれ
これじゃあ生き恥だろう?
悲しきこの僕と同じ
情けない声しか出さない
片付けられない風鈴
きっと僕にも見つけれない
眩しい光も鈍くさせる
もう僕には奏でられない
切り裂く風に 風鈴は
一人朽ち果てて……
あぁ もう限界の僕
命綱も切れて落ちる
こうして終わるハズの一生は
なぜかまだ終わらない
片付けられない風鈴
落ちた僕は見つけられた
寂しい僕を拾ってくれた
あなたの声がキレイ
そして僕は生まれ変わろう
あなたのために 必ず……!
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記憶の彼方に消えかかっている古い思い出が、走馬灯のように駆け巡る………。
夜。
そこはネオン輝く街中。雨のメインストリート。私はそこにいた。
でも、
血だらけで。
救急車の音が遠くから聞こえる……、大丈夫かと問う声……、流れる血と雨……、重くなる瞼………。
あぁ、消えるんだな、私。
ここで、全て、無くなる。
無に還るんだ。
そうか……。私には未来を生きる資格なんて、ないんだ。
脆い。人間は脆い生き物だ。
そして醜く、残酷な生き物。
さよならを言う相手さえいない………。私の人生、そんなもん。
もう………、何も…………見…え…………な…ぃ……。
最後の断末魔は、誰にも聞こえない………。
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あなたといるだけで
どれだけ優しくなれるだろう?
あなたといるだけで
どれだけ強くもなれるだろう?
小さな記憶の中に
いつの間にかあなたがいた
触れてはいけない想いに
今気付いてしまった
側にいるだけで
熱く苦しくなる
あなたといるだけで
どれだけ優しくなれるだろう?
あなたといるだけで
どれだけ強くもなれるだろう?
この胸の痛みもせつなさも
きっと誰にだって癒せやしない
そう、君以外には……
大きなハートに触れて
いつの間にか僕は泣いた
近づくことのない想いに
今気付いてしまった
でもあなたは僕を
見ることはないんだ
あなたといるだけで
どれだけ哀しくなれるだろう?
あなたといるだけで
どれだけ熱くもなれるだろう?
この胸の大切な気持ちも
きっと誰にだって話せやしない
そう、永遠にずっと……
好きだよ 愛してる
どんなセリフでも足りない
あなたを想う気持ちを
伝える言葉を 術を
どうか僕に下さい
それでも、
あなたといるだけで
どれだけ大きくなれるだろう?
あなたといるだけで
どれだけ安心できるだろう?
この胸の涙も絶望も
きっと君にだって癒せやしない
そう、伝えれないから……
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夕焼けが目に染みる……
夏の日
君はもういない
いつも当たり前のように
側にいてくれた
君はもう……
そこにいるのが当たり前
失うなんて思ってなかった
失って初めて息苦しい
死にそうだよ
助けてよ ねぇ!
空気ほど身近で
空気ほどなくてはならない
空気ほど心地よく
空気ほどに見えない君…
引き止めれない
『行くな』って
その一言
ただその一言が
どれだけ難しかった?
それでも僕は
空気を取り戻したい……
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静かな体育館に
ボールの音を響かせる
朝練一番乗り
磨かれたコートを走る
ボールを持ったらたちまち
俺は野獣と化す
鼓動を乱しながら
今日もゴールを打ち抜く
走れ 叫べ 仲間との連携
俺達のチームは
まだまだ未熟
それでもいつも
切り裂く刃のような
マジな目で
スペシャルバスケットボール
スラムダンクを読んで
憧れて持ったこのボール
全国に轟かせよう
貫け3Pシュート
俺の背じゃダンクは
夢のまた夢でしかない
だけど俺には武器がある
その名も
ライジング・カットイン
走れ 叫べ 仲間との連携
俺の胸 熱くさせる
相手の強さ
まだ負けるわけには
いかないんだよ
俺流の
グレイトバスケットボール
パス ドリブル
セットシュート
ブロック ダンク
アリウープ
右に左にダブルクラッチ
見せろ 見極めろ
俺のプレイスタイル
スティールを
フェイダウェイで
華麗に避ける
今こそ届け
最後のショット
走れ 叫べ 仲間との連携
ほら そこでスクリーンだ
フリーになるぜ
一瞬のスキ 見逃さず
針穴通すパス
俺達の
マキシマムバスケットボール
いつまでも
ファイティング
バスケットボール
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幸せになるって何だろ?
欲しいものが手に入ること?
美味しいものを食べること?
何かちょっと違うよな
嬉しいイコール幸せって
単純には繋がらない
それでも錯覚してしまう
この嬉しさが幸せだと
人間誰しもが弱い
幸せはそんなに大きくない
思わぬところに幸せは
落ちていることもある
たくさんの友に囲まれ
たくさんのことを学べる
普通のことかもしれないけど
小さな積み重ねが幸せ
幸福という名の木が
あればどんなにわかりやすい
だけど見えないからこそ
人は探し求めるんだ
幸せになりたいと思う
幸せになりたくないかい?
僕は今幸せなんだろう
大切に思える人がいるから
風邪をひいたって
ケガをしたって
生きてる僕らは
幸せなんだ
幸福の木を育てよう
仲間と共にいつまでも……
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敵の目線に気を配る
今は忍者になりたい
目がそれたその瞬間
みんなすばやく動く
音を立てずに慎重に
かつ迅速に行動
奴は後ろを向いた
今だみんな動け
敵がこっちを見ても
僕らは知らんぷり
怪しまれたら負けだ
何食わぬ顔をするんだ
授業はモンスター
僕らは遊びたい
先生は遊ばせない
これはバトル
横目でチラリ
状況窺う
ダチの伝言メモ
先生の悪口
いつもつまらない時間
外で動く人間眺める
テンションはいつもロー
先生の声は経文
催眠術でもしたのか
戦友は次々倒れる
まだ倒れちゃいけないんだ
ギラリと睨みつける
なんだよ面倒くさい
睡魔という魔物
夢へといざなう
おやすみなさい
授業はモンスター
目の前は真っ暗
夢はいつも楽しい
現実よりずっと
それでも授業には
出なくちゃならない
悲しき学生の性
もうやめにしてくれ
今度のテスト、
大丈夫かな……?
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メラメラ燃える炎に
焔の光が応える
ギラギラ太陽眩しく
地球を熱する閃光
真夏の都会の熱気
公園のハトもバテちゃう
人間どもは冷気に当たる
建物から出て来やしねぇ
羽ばたいてくれ
扇いでくれ
熱気を吹き飛ばせ
この熱は
まだまだ
続きそうだよ
灼熱の色で染まる世界
陽炎がゆらり揺れる
冬が恋しい今日この頃
太陽をぶち壊そう
熱く燃える炎に
奴の熱気が応える
ギラギラ太陽激しく
地球を暖める閃光
猛暑のむさ苦しい熱帯夜
タマもポチもバテちまう
人間どもは涼しい部屋で
薄着で寝て夏風邪ひく
羽ばたいてくれ
扇いでくれ
熱気を吹き飛ばせ
冷蔵庫に
死ぬ気で
飛び込んじゃえ
灼熱の色で染まる世界
熱い熱い夏が地獄
この季節になったらいっそ
北国に引っ越そう
灼熱の色で染まる世界
陽炎がゆらり揺れる
冬が恋しい今日この頃
太陽をぶち壊そう