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エリウスの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 日常。
詩人:エリウス [投票][編集]

 くだらない会話。つまらないテレビ。

 良く分からない料理。良く分からない暴力。

  騒がしい雑音。面白くない遊び。

  笑う人達。怒る人達。

   泣く人達。無言の人達。

   

   朝が来て、夜が来る。

   夜が来て、朝が来る。
 

 毎日毎日、同じ事ばかり。

  朝が来たなら、目を覚まし、
 夜が来たなら、目を閉じる。
 
 飽きずに何度も繰り返す。

 それで世界は満足かい。

  なんとなく生きて、

  なんとなく死ぬ。

 それが普通。

 

 何処かの誰かが、毎日同じ愚痴をこぼした。
 そんな事毎日言って、何が楽しいの?

 心配されたいだけの人が、簡単に死にたいと言ってるよ。

  どうせ、そんなに悩んでいないんでしょう?

  おじさんが酔っ払って、泣き崩れていた。

  酔いが覚めれば目も覚めるだろう。

 世の中、同じ事ばかり。

   あぁ、あぁ、つまんない。つまんない。

2010/06/30 (Wed)

[2] 責任逃れ。
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「あたしは傍に居ただけで、何の関係もありません。」

ここまで来ての、 責任逃れ。

自分の都合が悪くなりそうな時、
責任を相手に押し付け様とする。

さっきまで一緒に居たのに。

自分の身を守るため、

いざと言う時、 他人のフリ。

一瞬で消えた、

「ずっと友達」の一言。


「友達」と言う言葉を捨てて、
「他人」と言う言葉を使う。


さっきまでの、あの言葉は、

「ずっと友達」ではなくて、

「ずっと他人」の方が似合っている。


ねぇねぇ、 私達

ずっと、 他人だよ。

2010/06/30 (Wed)

[3] 外側。
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「僕を信じてくれないか。」


  その言葉自体、 信じれない。


   道化に塗れたこの世界。


    どうせ、その言葉すら、 道化なんだろ。



   街いっぱいに流れている


    耳が痛くなるような、不協和音共。


 優しい、 優しい、 その言葉は。


   優しい、 優しい、 嘘なんだろ。

  誰もかれもが、 自分優先。


    他人の事など、踏み躙っても構わないの。



  何も、楽しくない。 



 
  街で遊ぶ子供達。

    純粋ぶってる。 ご苦労さん。


   中学生の馬鹿げた雑談。

    よくそんな くだらない事で笑えるね。

   何がそんなに楽しいの。

  

     若々しいカップルの

  若々しい過ち。

 

   あぁ、 何でそんなに感情的なの。


      朝が来て、 夜が来るだけ。

    それだけなのにね。

       


    初めの挨拶、おはようさん。

   終わりの挨拶、さようなら。



       あぁ、 かったるい。

    あぁ、 めんどくさい。


   

2010/07/01 (Thu)

[4] 結論。
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  上に上がっても、 下に落ちても。


   右に沿っても、 左に走っても。


    無理な物は無理でして。


   蟲惑的で感動的な物語も。


    最後の最後は、 予想どおりの展開へ。


  どんなに可愛い玩具でも。

   見慣れれば、 壊す事も躊躇しなくなって。


  無理だよ、無理無理。

       世の中全部、無意味なんだから。


   自殺志願者を説得しようとする人がいた。

    泣いてる赤子に腹を立ててる人がいた。

   観葉植物を一日中眺めている人がいた。





     無駄、無駄、無駄、無駄。


      ねぇ。 無意味さに、 気付きなさいな。

2010/07/01 (Thu)

[5] 語り。
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  夢があった。


   希望もあった。


  けれどそれを語る事は許されなくて。



   どんなに小さな願いすら届く事が無くて。

  頑張っている内に、 


 自分が馬鹿馬鹿しくなって。


  頑張っても伸びなくて。

   周りの人の方が ずっと優れてて。



    周りを眺めているうちに

  恥ずかしくなった。



   頭の中がグチャグチャになって、

 整頓したら 感情忘れて。

   何もかもめんどくさくなって。


     ああなって。 こうなって。

  そうなって。 どうなって。



            ・・・・・。

2010/07/01 (Thu)

[6] 空中。
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 朝の太陽。

 忙しなく光って、騒がしい。


  夜の街並み。

 ネオンがチカチカしていて、眩しい。

  真夜中の月明かり。

 何もない闇の中で、一つだけ光って寂しい。


    朝には人工的な雑音が沢山。

  耳が壊れてしまいそう。

    夜には機械的な時間が過ぎていく。

  頭が壊れてしまいそう。



   空を眺めたけど何もなくて。
  

   無意味に 国と国を繋いでいる。



 星に願えば願いは流れて。


 流れ星となって、 次のお願いに願いはかき消される。



   何かあるような気がして 何もなくて。


     何も無いから、 何も求めなくなった。

2010/07/02 (Fri)

[7] 毎日。
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皆、 皆、 同じ顔。
 誰もかれもが、 同じ事してるや。

  明日と名付けた次に出てくる太陽も。

  今日と同じくコンクリートを暖め続ける。

  明日が来る様に

 太陽と月を繋いだ
  
  中途半端な夕焼けも


   反抗的な態度すら見せずに真っ赤に光ってる。

   月、火、水、木

    後何回?

  曜日に縛られるのも、

 そろそろ飽きたんだ。


 後何回、 月曜日が過ぎれば
  皆、自由になれるのかな。


   中途半端なこの世の中。

  何が何だか分からない。

2010/07/02 (Fri)

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