詩人:人魚日和 | [投票][編集] |
季節の変わり目
風の匂いの違い
いつからかいつしか感じとる力が弱くなっている
木の枝を振り回して駆け回っていたとき
誰かに呼ばれた気がしてだるまさん転んだ
鬼さんこちら手の鳴る方へ
誰かに呼ばれて帰ります
まだ呼ばれてるのに
強い力で引きずり込まれる悲しくないのに涙が出る
いないないばぁ、また明日
空に向かって足蹴りをして明日の占いはないちもんめ
明日天気になーれ
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「逃げたらやーよ」
俺の彼女はサイケデリック
右手はロケット左手ピストル
「愛してくれなきゃやーよ」
ガーターベルトにスタンガン
ブラの中には手榴弾
「愛してくれなきゃ殺しちゃうから」
長い睫毛にキラキラお目め
ふわふわ巻毛と華奢な足
可愛い可愛い俺の彼女
誰もが振り向くキュートな彼女
「ずっといるんだよ」
よその子一瞥ハイキック
デートは2時間待ち時間
「愛してるわ」
星も飛び散るウインクに、今日も手を引かれゆく
詩人:人魚日和 | [投票][編集] |
今更気付いた君の大事さなんて歌はよく聞くが
あいつが俺の中でこれほどだったとは
切ったあとに気付いた
すべて俺のせい
この世から奪いたい、もし俺が生きている間にあいつと遇ったなら
すべてからさらってもう離さない
詩人:人魚日和 | [投票][編集] |
主人よ
君想うよ
今頃人間の新しい女とモーテルでファック
顔を撫でてやろう2人の足許水溜り作れ
早く帰ってこい主人
肉球のついた手ではお酌もできないが湯たんぽにはなれるぞ
今日抱いた女よりずっと柔らかいし抱き心地はいいぞ
好きな女歌手の名前で呼ばれる、なんだそりゃわたしのことか?
応えるように高い声で甘え手の甲に擦り寄る
ああそんな顔、きっとわたししか見られない優越感
ざまあみろ人間の女
わたしがお前らに劣ってるところは微々たるものさ
少しも羨ましがってなんかないもんね
詩人:人魚日和 | [投票][編集] |
最近猫みたいな呼び名
どうやら呼びやすいらしくお気に入りのご様子
うつむき加減でいると綺麗
口をへの字にしては可愛い
インスタントパスタすら愛の味
「君に会うために日本にきた」
どうすればいいのかわからない幸福感
もう寝なきゃいけないのに君の声が聞きたい
心地よいラジオのBGMより気持ちいい柔らかい喉そよ風
夢で君に会えるかわからないから寝るのが怖いの
6時間も君に会えないなんて
きっと起きたら愛しくて横で眠る君に抱き着くだろうから
あと2、3時間で帰ってくる君を待つか
万が一の希望にかけて夢で君を探すか
愛しすぎるよダーリン
ほんとに今詩を描いてて自分でびっくりした
ほらみんな呆れるくらい君に夢中
おとなしく寝ないとまた怒られるね
おやすみなさい
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会えてよかった
ほんとに
私にしてくれてありがとう
君とならこの雨もきっと止むよ
私が真っ赤に腫らした目で胸を叩いて鳴くのを
君は頭を抱えて眠りにつくまで撫でてくれる
会ってくれてありがとう国境まで違うのに
私にしてくれてありがとう
見つけてくれて
ほんとうにありがとう