ホーム > 詩人の部屋 > 人魚日和の部屋 > 赤い午前二時

人魚日和の部屋


[57] 赤い午前二時
詩人:人魚日和 [投票][得票][編集]

どうしたの?

赤い血顔中流して笑った少女が一言放った言の葉

大丈夫。

扇子で顔伏せ白い睫毛に落ちる雪の子まぁ綺麗

狂った夢に起こされた二時
元気がいい青い月とかかるひっそり三色の虹
悪魔も泣き出す時間です

黒い化粧を落としてはらって

まだ夢じゃない

私がライトを持ってないのに月が光るなんておかしいし、二時なんて人間が起きてられる時間じゃないもの

夢を見ましょう、狂った世界に足指つけて、きんと冷たい唇つけて

一緒に夢を見ませんか

接吻から始めましょう。

どうか怖がらないでさぁ、おいでなさい。

怖いのは私も一緒なのだから。

一緒に夢に、逝きましょう。

2007/05/19 (Sat)

前頁] [人魚日和の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -