昨日私がひとりで不貞腐れていてだいたいいつもなら向こうもそれに気付いて逆ギレパターンなんだけど彼の場合わたしが機嫌悪いことを察知してなにをするかと思えばハンドルを離して私の手を握って辛そうな瞳で「ごめん」を言う「危ないから」と言う私を抱き寄せて背中を穏やかなリズムで叩くああもう逃げられるわけないじゃないかこんなに愛されてるって思うのが苦しいなんて思わなかったよ
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