詩人:1059(&loosely) | [投票][編集] |
虫の鳴き声
星の輝く夜
二人きりの公園
線香花火に照らされる
あなたの横顔
あの頃から変わらない
あなたを見ながら
想うよ
無邪気に傷つけた日を
あなたの悲しい笑顔を
初めて見せた涙を
幼すぎた僕
夢を見ているよう
線香花火が光を失って
夢が僕らを照らした
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いつもの街並
夜の光が
街を照らし
行き交う人の波
喧騒の中
歩道橋の上
街を見下ろし
タバコに火をつけた
いくつもの物語が
繰り広げられるこの街で
ああ
どこまで走っても
答えなんて無いだろう
いつか終わりを迎えても
また始まりが傍にあること
僕は知っているよ
ああ
それでも僕は走り続ける
終わりを求めて
始まりを求めて
気が付けば
街に人々の姿はなく
僕は
タバコの火を消して
また歩きだした
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あなたに出会ってから
悲しいことも
嬉しいことも
数えきれないくらい経験した
でも
ねぇ
これからは強がらないで
泣いてもいいんだよ
ねぇ
これからは強がらないで
僕を頼ってもいいんだよ
ねぇ
これからも
ずっと一緒だよ
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夕暮れの川原
車を停めて
夢を語った僕ら
ギターを手にして
弦をかき鳴らす
あなた 声を重ねる
生まれてきたメロディ
涙さらって
響け!
あなたに捧げるこの歌を
握り締めポケットへと詰め込んで
こぼれないように
ぎゅっと
つぶれないように
あなたの為に響け 想いよ
震えてるこの胸に抱き締めて
冷めないように
ぎゅっと
逃げないように捕まえて
大切に
ポケットに詰め込んで…
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駅前の広場
噴水の隣で
あなたと待ち合わせ
あなたからの電話
『どこにいるの?』
キョロキョロと
僕を探すあなた
ようやく僕を見つけた
はにかんで笑うあなた
これが小さな幸せ
心の中に
探し続けた答えは
近すぎて見えない
たった一人のあなた
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当たり前に思っていた
あなたの愛
あなたの優しさ
ずっと
いつまでも
二人でいられると
僕の隣は
いつも暖かく
くだらないことで
笑いあった毎日が
何故でしょう
今になって
輝きだして
あなたと二人で歩いた
ありふれた日常
出来ることならば
戻りたい
心から願います
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あなたを想い続けて
臆病な僕は
いつまでたっても
想いを伝えることが出来ない
あなたを目の前にすると
息が出来なくて
鼓動が早くなって
胸が苦しくて
どうしてこんなに
僕は臆病で
情けない
僕にもう少し勇気があれば
きっと
いつか
真っ白な未来に
あなたと
色をつけたい
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12月のある日
息は白く
ぼやけるネオン
君は無口で
夜の静けさに
君が消えてしまうような気がして
僕は他愛もない話を独り喋り続けた
僕の声が聞こえますか?
音も光も届かぬ世界
僕は独り
君の声が聞こえない
君はうつむき口を閉ざす
2月のある日のこと
いつもの部屋
ベッドに座り
僕は無口で
長い沈黙に
予想していた君からの別れ
僕は言葉を返せないで部屋を飛び出した
僕の心が見えますか?
熱くはち切れそうなくらい
苦しいよ
君の心が見えない
君は僕に背を向ける
君の声を聞かせてよ
聞こえるは耳を貫く静寂
君の姿が見えない
暗闇の中僕は独り
だから僕は歌います
口を閉ざし姿を隠す
君を探して
いつまでも
君を探して