| 詩人:1059(&loosely) | [投票][編集] |
私の愛する人には
小さな家族がいます
私と同じように
今
愛する人の家族の一人が
死を間近にしています
愛する人は
近付く家族の死を前に
苦しみ
胸を痛めています
私は愛する人のために
何ができるのでしょう
死は
受け入れることしかできません
引き留めることはできません
そんなことは
よく理解しているでしょう
その上で
どうすればいいのか
わからないのです
わからない
誰か
教えてください
こんな時に
一番必要なものは
何なのですか
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気が付けば
終わりの見えぬ路を
ただ歩いている
路の途中
誰かと出会い
笑い
誰かが死に
慟哭し
最期に
来た路を振り返る
良いも悪いも無い
人生とは
そういうものだ
…素晴らしい
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本当に些細なことで
怒って
勢いに任せて
『大嫌い』
なんて言ってしまいます
そんな時あなたは
とても悲しい顔をします
とても悲しい笑顔
そんなあなたを見て
私の胸の中は
罪悪感でいっぱいになります
『ごめんね』って
ポツリ
小さく呟くと
あなたは笑顔になりました
何も言わずに
私を
ぎゅっと抱き締めて
髪を撫でてくれました
なんだか
あなたが愛おしく思えて
『大好き』って
もっと小さな声で呟きます…
そして
あなたを
強く
抱き締めるのです
『あなた』と『幸せ』を
ぎゅっと
抱き締めるのです
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瞳の奥を刺す
光の筋が
私を夢から現実へ
引き戻します
光に浮かぶ
埃の粒を
ぼーっと
見つめていると
何故か
幸せな気分になります
携帯を開くと
新着メールの表示
『おはよう』
あなたからのメールでした
今日も
あなたとの
夢の続きを見るのです
きっと
この夢は
永遠に覚める事はないでしょう
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夜の風に誘われて
暗闇の帳に身を隠します
夜空を見上げ
風の音
ふと
あなたを思い出します
あなたを駅へ送る
いつもの帰り道
いくつもの想い出が
頭を過り
私は想います
ああ
あなたはこんなにも
私の中にいる
夜風の冷たさは
あなたの温もりを
闇夜の漆黒は
あなたの瞳の輝きを
夜の寂しさは
あなたを想う愛しさを
私に思い出させます
今夜も
遠く離れた
あなたを想い
私は
眠りにつくのです
枕に顔を埋め
せめて
夢の中で逢えますように
そう願うのです
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二人出会って
恋をして
愛し合い…
いつか
朝を迎える時
この夢は
覚める事無く
いつまでも
私たち
同じ気持ちでいられるかな?
夢から覚めた時
いつものように
私の隣に
微笑むあなたが居てくれていたら…
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どうして
こんなに不安になるのだろう
いつだって
振り返れば
あなたは当たり前のようにそこにいて
優しく
僕の名前を呼ぶけれど
どうして
不安でしょうがない
いつか
あなたは
いなくなってしまうかもしれない
僕が振り返れば
そこには
静寂と
からっぽの世界
それが怖くて
不安で
不安で…
しょうがないんだ
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今までにどれ程
あなたを傷つけただろう
あなたの心
見えない傷
愛するが故に
傷つけ合うこともあるだろう
どうすれば
あなたは僕を許してくれるのだろう
僕は不器用で
謝るのは苦手だ
だから
抱き締めることしかできない
けれど
何もかもが
終わりを迎える時
あなたに償いをしよう
約束するよ
僕が何を言ったとしても
僕が何をしたとしても
結局
あなたは僕のすべてなんだ
手を離す事なんて
絶対にできないんだ…
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これからずっと先
いつまでも
一緒に歩こう
結婚して
子供を産んで
お爺ちゃん
お婆ちゃんになって
天国の階段を
二人 手をつないで上ろう
階段を上りきったら
しわくちゃの口唇で
キスをしよう
そこで
永遠を誓うんだ