詩人:ℒisa | [投票][編集] |
何処を探しても見つからないから
自分で作ろうと思った
どうせこんなつまらない世界
楽に生きても良いと思った
何を忘れたのかさえ忘れる事がある
それで良いと思った
人は適当
適当に生きてれば良い
それを責められる事も
それを責める事も無い
仮面さえ外さなければ
頑張ってる人を見て
馬鹿馬鹿しいとなんて思わない
頑張らない人間がある日突然
頑張ってる人間を追い抜く事なんて
出来ないんだから
金が全てだなんて言い切る人間に
いくら金を与えたところで
世の中が平和になる事なんてないと思った
愛が全てだなんて言い切る人間に
いくら愛を与えたって
どうせ仕舞には怠けるだけだ
無知を恥ずべきなどと偉そうに言うけど
知る事を恥ずべき時もあるんじゃないか
つまり
私には関係無い
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小さな事で一喜一憂していた
一人の為に大勢を犠牲にした
たった一声で全てが崩れた
今私に必要なのは
君のはずなのに
君は私を必要としない
あの日からずっと
当たり前の日常すら
ろくすっぽ理解出来ずにいる
もっと知って欲しいと願うのに唇は動かない
破壊したかったのは夢じゃなく
現実だった事に気付いた
夢を捨てた夜に
拒絶される痛みを知っているから愛を掴もうとする手を切り捨てた
殺人鬼は哲学を持ってる
まるで母の様に
一欠片でも消したくない言葉をここに残すよ
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どうしていいか身動きが取れない
解っているはずでしょう
動けないのは君だけじゃない
君はいつも傷つく事を恐れてる
見ているだけ
指示するだけ
待ってるだけ
私は君の人形になりたいんじゃない
昔に戻りたいのは君だけじゃない
昔の様に愛して欲しいと願うのは
君だけじゃない
いつも変わってしまうのは
私だからじゃない
私だけじゃない
早くそれに気付いて欲しい
何度でも交差するよ
私は君の人形になりたいんじゃない
君の愛する人になりたい
私は君を人形にしたいんじゃない
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決められた事だから
私はもうすぐ死んでしまうけど
それは悲しい事ではない
決して寂しい事でもない
無念です
仕方が無いよ
私はあの子との約束を
守れなかった
責任です
私は生まれ変わらない
誰もそれを望まないから
私自身も特にそれを望まない
私は望んだ
あの子との再会を
それは実現しなかった
泣かなくていいよ
どうせみんな死ぬんだから
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人を深く傷付ける言葉を
皆良く知っている
そして其れを発する
一方
人を深く喜ばせる言葉を
皆知らないでいる
その代わりを物やお金で埋めようとする
虚しいものです
ナイフよりも拳銃よりも残酷な言葉を
人はすぐに使うくせに
ダイヤよりも花束よりも
美しい言葉を見つける事も出来ずにいる
「言葉にならない」
だったら言葉なんて無ければいいのに
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高級住宅街にも山小屋にも
どこにでもいるヤツ
地を這いつくばって
時には空を飛んで
キモチワルイ
好きになれない
何処にでも湧いて出てくる
集団で集まって繁殖
まるで人間みたいね
人間ほど有害ではないけれど
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車椅子の人に「立ちなさい」と言いますか
目の見えない人に「目を見て話せ」と言いますか
何度も言うけど
鬱が酷くて外に出れないの
不眠症だからいくら酒を飲んでも寝れないの
何度も言うけど
好き好んでしてるんじゃない
気のせいでも甘えでもない
鬱が酷ければ全身剃刀で切り裂きたくなる
電柱を見てここに首を吊りたいと何度も思った
たくさん薬があれば万が一死ねるんじゃないかと全部飲んだ事もあったね
でも何度も言うけど
好き好んでそうなったわけじゃない
「やめなさい」と何回私に言ったら気が済むの
耳の聞こえない人に耳打ちしますか
目に見える傷や
目に見える障害じゃなければ
それはあくまで私の妄想だとでも言うのか
頼むから何度も言わせないで
「やめなさい」と言われる以上に自分自身では「やめたい」と思ってるんだよ
耳にタコが出来るわアホんだら
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解らないの空の色も海の色も
もう一度聞かせて風の音を
花の香りを君の鼓動を
日常はすぐそばにあったのに
崩れてく常識のすぐ隣
繋いだ手の緊張感とその先の望み
重ねた体の幸福感とその刹那
嘘も現実も愛しくて