詩人:ℒisa | [投票][編集] |
抱きしめて欲しいとか
手を繋ぎたいとか
声が聞きたいとか
今すぐ会いたいとか
キスしたいとか
何してるのかなとか
そういうの
もう
めんどくせーんだよ
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あの日私はあなたの
残酷な言葉に恋をしたんだよ
いつの日かそれを
恋しく想わなくなったのは
よほど私の方こそ冷酷になっていたから
あの頃の私はあなたを
疑っていた
まだ二人の間の絆など
愛では無い事を知ってた
だけどなにより一番あなたを信じたかった
それが愛じゃない事を
あなたが気づく日が
一日でも遅くにやって来てくれる事を願った
私は神様も信じていた
あなたと巡り逢わせて下さった運命に感謝した
空に輝く星にさえ願った
赤い糸のあるはずない感触にさえ微笑んだ
だけどある日あなたは気付いた
その絆は愛では無いんだって
いや、あなたは始めから知っていたんだから気付いたのは私の方だった
無邪気だった
私は
可哀想なほど
人は裏切る
違う
人は過ちを犯す
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私は愛を歌わない
憎しみを
悲しみを
痛みを
怒りを
歌うだけ
シェークスピアにはなれないよ
そんなもの存在しないのだから
この世の中に
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歌い手は詩人より便利
メロディで誤魔化せるから
だから詩人は強力な言葉を
求めるんでしょ
ここにいるなら解るでしょ
その無力さが
私たちは歌い手より遥かに無力
だから嘆くんだよ
涙を流しながら詩を書いた事があるでしょ
私たちは遥かに無力です
でも未熟じゃない
その言葉にはメロディよりも強い
想いがこもってるでしょ
ミリオンセラーになんかならなくていい
たった一人にでも伝わればいい
そんな言葉を綴ってるんでしょ
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『昔は愛を詠っていたのに』
友は言う
それは私が御伽噺の読み過ぎだったのかも知れない
白馬に乗った王子様などに
愛なんかないんだよ
愛って言うのは
そんなに綺麗じゃなくて良いんだ
嫉妬や憎しみや悲しみや苦しみの
根源が愛だとしても良い
舞い落ちる雪は綺麗だけれども
翌朝積もった東京の雪を見てごらん
それも雪
昨夜と同じ雪なんだよ
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あの日に戻りたい
そしてあの日が永遠に続けば良い
あの想い出の中に
保存されてしまいたい
遠過ぎて
忘れてしまう
過去になる
握った手の感覚
触れていた温もり
生きていた証
あの日が永遠に続けば良い
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『寒いでしょ』
『寒い』
膝に乗せた私を包んだジャケット
『重いでしょ』
『全然』
お決まりの
甘い会話の後のキスで
あたたまる心
あなたの注射は良く効いた
どんな麻薬より
病み付きになった
絶えなかったメールが
少しづつ減って
頭の中でカウントダウンしてた
『やっぱりお前の方が良い』
あの時の様な嘘でも良いから
もう一度そう言って欲しかった
そしたら私きっと不幸になれたのに‥
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
新しいバックが欲しい
壊れたベッドも寝苦しい
頼りが薬だけなんて寂しい
慰めてくれるのは犬だけ
作った笑顔がひきつる
平凡な毎日の繰り返し
また左腕の傷が痛い
たるんだお腹引き締めたい
100万円拾いたい 届けない
本当は恋するのが怖い
平凡でも傷付きたくない
結婚式妊娠出産したい
おめでとうって誰かに
言って貰えるのは
誕生日か正月くらい
何か変わるかもしれない
もし変えようとしたなら
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いつも欲張り過ぎちゃうの
もう会えない気がして
明日との境界線が
解らないからさ
どうせまた明日会える
そのまた明日もそのまた明日も
会えるって思ってた
でも明日なんか来なかった
あの日からずっと
来てないんだ
明日が来ないんだ
もう会えないんだ
明日は来ない