明日

いらない

大抵予想つく

憂鬱

未来

欲しい

全然予想つかない

とにかく明日

つまんなそう

早く眠りたい

起きたくない

なるべく長く

ごめんね

弱音ばかりで私

ごめんね

強くなくて私

ごめんね

つまんない人生しか選べなくて

ごめんね

明日がつまらないだなんて
いつも決めつけて

せっかく何日も前から
用意してたサプライズも
君の一言で
どうでもいいがらくたになった

ばかみたい
お化粧なんかして

肌が痒い

まるちびのうたを覚えてるかな

くだらない歌だったのに
「すごいうた」だって
褒めてくれたね

みなしごのくまのうたを覚えてるかな

へたくそなピアノなのに
「うたってうたって」と
楽しそうだったね

私ね体だけ大人になってしまった
中身はあの時のまんま

なのにどんどん大人になっていってしまうんだね
もう姉弟じゃないみたい

私は覚えてる
あなたは何を覚えてるかな

二段ベットの下におもちゃをいっぱい隠したね

朝起きてたまに信じられないんだ
あれから15年以上経ったなんて

割ったグラスを洗濯機の下に隠したね
「いいつけるよ」って脅すと泣いた
あなた弱虫だったね

私は泣かない子だった

いつから逆になってたっけ

まるで夢みたい
こんなの夢みたい

朝起きたら二段ベットの下には
あなたが寝てて
その下にはおもちゃがたくさんあって

まるちびのうたを歌うんだ

「すごい」って言って褒めてよ

何度でも歌うから笑ってよ

愛しているから
愛してよ

愛してるって言ったんだから
愛してよ

なんて我儘なんだ

愛ってそんなに押し付けちゃいけないんじゃないの

目に見えない
触れられないけど
とてもとても重いものなんだ

あまり押し付けたら
相手潰れちゃう

潰しちゃったし

重いけど壊れやすい

それに気付く頃には
後の祭り

眠る為に毎月1万円
だいたいそんなもんかな

眠る為だけにね

煙を吐き出す為に1日300円

いったい何をしているんだ私は

眠れない
禁煙出来ない

百害在って一利無し

全くこんなんじゃまだ杓子の方が世の為になってるじゃないか

もう知らない

そんなに眠くなければ寝なきゃいい

そんなに煙出したければ煙突にでもなればいい

勝手にしなさい

ただボーッと疲れて
目が霞む
立ち眩み

頭も舌も上手く回らない

淡々と同じ曲が何度も流れ
時間だけ過ぎていく


スーっと夢の中へ
ハッと目が覚めると
まだ1時間後の世界


眠くない
眠くならない

ただ寝たいだけ

手を伸ばした引出しの中

もう居ないのねハルシオン

終りが見えた

またこの物語は
振り出しに戻る

繰り返す結末は運命

抜け出す事の出来ない世界

時計の針がまた
音を立てて刻み出す

誰かが泣いてる
変わってあげたい
変われない
それがもどかしくて
手首を切った
私だけ笑って生きたくないよと
そんな事で何も変わるはず無く
そんな事で誰も救えるはず無く
無力だねって泣いた
また一人誰かを不幸にする事しか出来ない偽善者
泣いてる人を笑わせてあげるほどの責任は取れないよ

こうの鳥は来なくなった

運命の時は過ぎたから
運命の相手はいないから

私は生きたまま
生き物じゃ無くなった

使命を放棄した時
定められた事

君と私の間に願う未来など
もう訪れないと悟った

それはあの時
私が選んだ道だから

一番喜ばしいはずの事も
一番悲しい出来事に変わった

私の人生って
なんだったんだろう

あの頃は良かった なんて
振り返る過去も無くて

私の人生って
なんだったんだろう

もう期待しないから
もうきっと泣くこともしない


幸せになりたいだなんて
もう願わないから

だからもう痛まないから
だからもう辛くないから


何となく息を吸うだけでいい
死にたいだなんて
もう望まないから