詩人:ℒisa | [投票][編集] |
別に
見返りなんて
要らなかったんだよ
裏切りさえ無ければ
良かったんだよ
だからあなたを許したのに
だからあなたの罪も一人背負ったのに
これでもまだ
あなたを
許さなければいけないの?
無理
何度這い上がって来ても
何度でも突き墜としてみせる
私たちの痛みを
あなたもループして
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負けたのね
そう
どんなに強くても
いずれは敗北する時がくるものね
記録に残らなくなったとしても
記憶には残ってるでしょ
『思い出』
誰かが私の事を
そう話してくれたらいい
そう話していてくれたらいい
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泣かない
喚かない
嘆かない
みっともない女
そんなものになりたくない
「傍に居る事しか出来ない」
自分の罪を軽くしたいだけ
耐えられないのは自分の心でしょ
私は大人
私は強くはない
ただ男が弱すぎる
だから何も期待してないんだ
すぐに壊れてしまう
すぐに逃げ出す
すぐに転んでしまう
軟弱な生き物
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手を差し伸べてくれた人の頭に
銃をぶっ放つ様な世界
屍を踏みつけて歩いても
泣ける場所も無い
友の傷も見て見ぬふり
自分の傷が痛むから
怖いの
疑われるより
疑うより
信じる方が怖いの
だからいつまでもひとつになれないんだ
産まれ墜ちたその瞬間から
私達は独り
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「平和ボケ」なんて言葉すら廃れた
タイムマシーンはスクリーンの中に
未来への希望や恐怖
過去の現実も知ってるコンピューター
たった一度も会った事もない遠い国の誰かに
脅迫したり告白したり夢見てる
いつから解ったんだろう
やりたい事より
やらなきゃいけない事を優先しなきゃ
生きていけないって事
放棄したら負け
ただそれだけ?
今更どうでもいい
死ぬまでに必ず後悔するから
どうせなら「やりたい事」の方選んでおけばいい
出来なかったから私の負け
でもまだ終わりじゃないから
終わらせられないから
アンインストールも出来ない
心に体に染み込んでる
これが生きた証だ
デジャブ
毎日同じ痛み
時々同じ幸福
同じ所で躓く苦痛
完璧は崩れて逝く
それをも完璧と呼ぶのかな
明日からやろう を
今から出来ちゃう様な
計画性の無さもたまにはいいかも
それを勇気って呼べるんでしょ
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優しくなくてごめんね
優しく出来ないの
今の私には
君に優しさを見せられない
きっと罪悪感を背負うから
求める事も出来ない
図々しくて
今の今までこれから先も
ごめんね
約束も果たせずに‥
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人生の幸せに見合った不幸をください
幸せも不幸も
どちらも長続きしないなら
ちゃんと幸せに見合った不幸をください
あまりに不公平じゃない
幸せの代償を
全部私のお財布で払うみたい
いつもいつもそう
神様
私そんなに
気前良くないよ
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暖かい家で
飼い慣らされた
血統書付のあなたに
ほとんど野良で雑種の私の気持ちなんか解るわけ無い
解るわけないのに
偉そうに
大抵説教かましてくる
血統書がそんなに偉いのか
お手やらお座り出来るのが
そんなに自慢なんだ
そうやって暖かい家の中で
すまして生きてりゃいい
小さい小さい屋根の下で
あぐらかいて
説教していればいい
こっちは1日生き抜くのだって
精一杯なんだ
どうせそんな説教
心でなんか聞き取れない
誰もそんな暇はないんだよ
どうせ解るわけないから
誰もあなたにそう言わないだけ
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心配なのね
私の事…じゃなくて
自分の事がね
確かめたいのね
確認したいのね
納得出来ないのね
聞かなくても解っている事を
何故何度も聞くの
答えが変わるのを嘘でも願っているのね