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どうか私に何も与えないで下さい
そして何も奪わないで下さい
プラスでもマイナスでもない
母に与えられたままの私でいたい
損でも得でもない
当たり前の様に与えられた幸せ
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心配や同情なんか
してもらっても
事実は何も変わらない
想われてもいない優しさに
思ってもいない“ありがと”を
心配ないよと平気さと
作りたくもない笑顔で…
“ごめんなさい”という
自己満足に
もう良いんだよと許しを与える
意味の無い事にも報われるのはどっちだろう
常識的という台本に習って
当たり前じゃない当たり前
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好きだと伝える事で
誰も傷付けはしない
会いたいと伝えても
誰も悲しみはしない
何故こんな簡単な事
まだ難しくて上手に出来ない
ああ
また泣いている
素直な心に
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吐き気もしない悲しみ
この部屋にひとつだけ
命灯して
静に殺めた魂を見送ろう
泣いた後にも夢を見るなら
君の手だけは優しく包もう
病みつきになる様な悪夢
歪んだ心は痛む事はない
どんな天罰が下されるだろう
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大切な者を殺めても
手放したく無かったのは
あなたの存在する未来
ひどく不正解な選択をしていても
あなたのいない世界を思えば
今の世界はきっと幸せなので在ろう
そう
きっと私は
幸せなので在ろう
どんなに重い十字架を背負っても
あなたを失う最期の日までは
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まるで恋をしているみたい
愛される事を忘れる事は
こんなに寂しいものなのですね
口に出せずに欲する想いは
まるで恋をしているみたい
こんなにもこんなにも
もどかしい
ものなのですね
また同じ壁
迷路みたいだね
生きる事
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『停電の際は予備電源へ』
傷つく事が怖いなんて
考える事すら怖くい
悪くなんか無い
隙間を埋めるくらい誰でも良い
寂しい思いをする前に抱いて
会いたくなる前に
声が聞きたくなる前に
可愛い女
そんなのなれない
嘘ならそう完璧に
振る舞って見せるのに
例え蝋燭一本でも
何も見えない部屋より良い
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お帰りなさい
遅かったね
ずいぶん探したの
きっと戻ると信じていたから
ずっと待ってたの
君を好きでいれば私は幸せだった
でもあの日
不信感がドアを叩いたあの日からそれはずっと遠くに在った
あの日以前の良い思い出なんて
もうほとんど忘れてしまったのに
ずっとずっと
それは覚えていてくれたんだね
お帰りなさい
遅かったね
ずいぶん探したの
きっと戻ると信じていたから
ずっと待ってたの
挫けても戻って来たの