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ℒisaの部屋


[1462] 赤い糸
詩人:ℒisa [投票][得票][編集]

あの日私はあなたの
残酷な言葉に恋をしたんだよ

いつの日かそれを
恋しく想わなくなったのは
よほど私の方こそ冷酷になっていたから

あの頃の私はあなたを
疑っていた
まだ二人の間の絆など
愛では無い事を知ってた
だけどなにより一番あなたを信じたかった
それが愛じゃない事を
あなたが気づく日が
一日でも遅くにやって来てくれる事を願った

私は神様も信じていた
あなたと巡り逢わせて下さった運命に感謝した

空に輝く星にさえ願った

赤い糸のあるはずない感触にさえ微笑んだ


だけどある日あなたは気付いた
その絆は愛では無いんだって

いや、あなたは始めから知っていたんだから気付いたのは私の方だった


無邪気だった
私は
可哀想なほど


人は裏切る

違う

人は過ちを犯す

2009/04/17 (Fri)

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