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美虎の部屋  〜 新着順表示 〜


[19] 星になる日
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人は生きる

そして必ず

死を迎える


その時がいつかなんて

誰にもわかりっこない




君は十数年で

星になった


一度も逢えないまま




未来に希望を持って出ていった君に

明日はなかった








僕もいつかは

君の元へ行くよ

だからそれまで

大きく輝き続けていてね

僕にわかるように




君に逢える時を楽しみにしているよ


初めて逢える日が


僕が星になる日










2004/03/04 (Thu)

[18] 暗示
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「好きだよ」




貴方の言葉

単なる暗示

感情なんてなかった

悪魔の囁きにすぎなかった


けれど
いつしか私の心は貴方の「モノ」


負けず嫌いな私が初めて

1番になれなくてもいいと思った

貴方の近くにいられるなら

今のままでもいいと思った


幸せになれないとわかっていながら

たくさんのことを我慢して

それでも傍にいたいと思っていた


貴方の暗示

有効期限は

1年1ヵ月






2004/03/03 (Wed)

[17] 現実
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純粋だった私

貴方と出逢って

すべてが崩れた



寂しくて寂しくてたまらない毎日

そんな時

私を優しく包み込んでくれた貴方

嬉しかったよ

本当に嬉しかった


でもそれは本当の貴方ではなく

現実はあまりにも

残酷なものだった




今思えば


貴方を信じた私が馬鹿だったわ──…と

少しだけ後悔




いい経験になったよって

礼が言えるほど

私は大人じゃない



貴方とのことを

一生忘れない


でも貴方はきっと私のことなんて

すぐに忘れ去ってしまうだろう


貴方にとって私という存在は

息抜きの場でしかなかったのだから






2004/03/03 (Wed)

[16] 心の傷
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覚えてる?

僕にしたことを

君にとっては過去のことかもしれないけど

僕にとっては昨日のことのように

はっきり覚えてる



ズタズタに切り裂かれた僕の心

君のナイフは

思った以上に深くて

今でも治ってないことを

君は知らない



君はわかってない

僕にしたことが

どれだけ大きなことか


僕はこのことを一生背負って

生きていくのだ



君は僕の人生を狂わした

張本人です






2004/03/02 (Tue)

[15] 願い事
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もし願いが叶うとしたら

一つだけ





貴方に逢わせてください



言い忘れてた言葉を

届けに行きます



綺麗な花束と一緒に



「ありがとう」







2004/02/29 (Sun)

[14] 無力
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急に目が覚めた

君の声が聞こえたから

「助けて‥」




僕が君のところへ駆けつけた時には

もう自分を見失っていた


泣きじゃくっている君に

かけてやる言葉はいっぱいある

でもこの手で包み込むことができない


幸せにはできないから


もし君に手を差し伸べてしまうと

後戻りできなくなる


僕にはそれが怖かったんだ



自分に腹がたつ

君を幸せにしたいのに

神はそれを許さない




いくらでも傍にいてあげるよ

気がすむまで泣けばいい

愚痴を言えばいい


傍にいるから



でも僕は君を幸せにはできない



こんな無力な僕だけど

少しでいいから傍にいさせてください



それが君のためになるのなら‥





2004/02/29 (Sun)

[13] 出逢い
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あの日

あの時

あの場所



私と貴方がそこにいなければ

出逢うことはなかった


このでっかい世界の中で

ちっぽけな私たちは出逢った


私はそれを「運命」と言った



貴方にはたくさんの事を教えてもらったよ

でも出逢わない方が

お互い幸せになれたのかもしれないね



逃げ道をつくってしまった貴方は私に溺れ

そんな貴方に私は溺れた


でも後悔はしてないわ

一瞬でも幸せを感じられたから

ゼロじゃないから


貴方と出逢ったことを

きちんと胸に閉まっておくよ


だから貴方も私と出逢ったことを

後悔しないでね





2004/02/29 (Sun)

[12] 雨降る街
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僕はうつむきながら

宛もなくさまよっていた

独りで違う世界へと

旅立ちたかった



そんな僕を引き留めるかのように

必死で泣き続ける君


雨音に消されそうになりながらも

声を押し殺して

君は泣き続けた

僕に救いを求めていた



まるで今の自分を見ているかのようで

涙があふれた


君を抱き

「大丈夫だよ」と

慰める


君は感謝の気持ちを込めて

僕の涙を拭う


独りなんかじゃないよ

そう言っているかのように




救われたのは僕の方だよ



家へ帰ろう


僕らはもう独りじゃないんだ





2004/02/28 (Sat)

[11] 貴方の「優しさ」
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貴方にとって僕らはどういう存在だったのだろう


楽しい時は「楽しい」って素直なくせに

苦しい時は「苦しい」なんて弱音を一言も言わなかった

一人ですべてを抱え込み

いつも笑顔でいた



それが貴方の「優しさ」だったのかもしれないね


でも僕らには少し寂しかったよ


悔やんでも悔やみきれない



ごめんね

何もしてやれなかった

傍にいてあげられなかった

苦しんでいる貴方に気づいてあげられなかった


ごめんね



貴方が帰ってくるまでに

僕らは
元気になってるから

笑ってるから



またみんなで話そう


出逢った頃のように


でも今度は貴方が話す番だよ


楽しい事も苦しい事も全部話してね

全部聞くから


ずっと待ってるからね

だから安心して

早く帰っておいで


また楽しく話そう


出逢った頃のように‥





2004/02/27 (Fri)

[10] 君に僕は救われた
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君に言われた最後の言葉

「頑張れ」



そんな何気ない一言で
僕は救われた


傷が完全に治ったわけではないけれど

死ぬことを考えなくなったよ

どんなに辛いことがあったとしても

僕は君の言葉を思い出して

これからも

生き続けよう



君は人一人の命を救ったのだ

僕は君に何もしてやれなかったけれど

寂しがっていた君に

一生
友達でいるよと

傍にいるよと

空に向かって叫ぶから

聞いてね‥





2004/10/01 (Fri)
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