詩人:美虎 | [投票][編集] |
急に目が覚めた
君の声が聞こえたから
「助けて‥」
僕が君のところへ駆けつけた時には
もう自分を見失っていた
泣きじゃくっている君に
かけてやる言葉はいっぱいある
でもこの手で包み込むことができない
幸せにはできないから
もし君に手を差し伸べてしまうと
後戻りできなくなる
僕にはそれが怖かったんだ
自分に腹がたつ
君を幸せにしたいのに
神はそれを許さない
いくらでも傍にいてあげるよ
気がすむまで泣けばいい
愚痴を言えばいい
傍にいるから
でも僕は君を幸せにはできない
こんな無力な僕だけど
少しでいいから傍にいさせてください
それが君のためになるのなら‥